2014年7月31日木曜日

東京からネットボールを盛り上げるゾ!バヤカップ開催!!

こんにちは。バヤシです。

現在世界のネットボールでは、英連邦加盟国のトップチームが集まるcommon wealthが開催されています。
さらっとお伝えしますが、昨日オーストラリアがイングランドに1点差で勝利。また一昨日はニュージーランドがマラウィ相手に3点差での勝利と、オーストラリア、ニュージーランドの2強とその下の国との力の差が埋まってきたのではと感じられるような大会になっております。

しかし、今日はcommon wealthの記事ではありません!
(すいません。追ってcommon wealthのことは記事にしたい)

先週7/19(土)にちゃっかり、わたくしバヤシ主催のネットボール大会を開催いたしました!!

早く告知してよ!とか
なんでネットボーラーズで何も言わないんだよ!とか
いろいろあると思いますが、言い訳はいたしません!

大変申し訳ございませんでした。
(今後は早目の告知しますー)

今まで皆さんにはお伝えしてなかったのですが、実はWLS netballに所属しておりまして毎週末練習を行っております。
今大会は私の誕生日に合わせ、「東京」のネットボール界を盛り上げるきっかけとなるような大会を実施いたしました!

本日はそのレポートをお送りいたします。

バヤカップレポート!!



今大会は、学芸大学附属小金井中学校体育館で行われました。
学芸大学の小金井中学校では、ネットボールの練習や大会を開催したことはなかったのですが、同小学校の先生のご厚意により今回バヤカップを開催させていただくことになりました。

大会は、7月半ばの午後開催と大変な暑さが予想されましたが当時の天候は曇り。
体育館の中でも暑すぎることはなく、絶好のコンディションでの大会開催となりました。

今大会は熱中症対策ということもあり、オリジナルうちわを配ったり、
WOX様より水分補給用の酸素水を提供していただき、参加選手と来場者の方に配布いたしました。

開会宣言
選手宣誓

開会式では、私のチームであるWLS netballのキャプテン(通称)ナガトモより選手宣誓を行っていただきました。

選手宣誓は、従来のものと違い今大会の開催趣旨や、ネットボール界の発展についてにも触れ第1回バヤカップの歴史に刻まれた選手宣誓だったと思います。

出場チームはどんなチーム?


バヤカップには、在京の4チームが参加しました!
各チームの特徴を紹介したいと思います。


WLS netball


2008年に東京で設立された社会人中心のチーム。チームには、日本のネットボールの元祖である群馬県立女子大の卒業生も在籍。前回の全日本ミックスネットボール選手権は準優勝。また全日本ネットボール選手権では前回2位と日本で1,2を争うチーム。WLSは、通常から男女で練習を行っているため男女間の連携は抜群。男子の力強さと、女子のパスが魅力的なチーム。




Tokyo netball

母国でネットボールをプレーしていた在日外国人のチーム。現在全日本ネットボール選手権2連覇中。圧倒的な強さで日本のネットボール界の頂点に君臨する女王。オーストラリア、ニュージーランド、イングランド、ジャマイカとネットボールを幼い時から経験する国の出身者が多く、非常に洗練されたプレーをする。また、日本人に比べ平均身長が高いためディフェンスもオフェンスもダイナミックなプレーを見せる。




NEPTUNEZ

在京唯一の大学生チーム。通常の練習は、東京海洋大学越中島キャンパスで行っている。昨年の全日本選手権では、創立初勝利をあげた成長が著しいチーム。海洋大学のチームではあるが、他校や社会人選手も一緒に大会に出場。前回の全日本ミックスネットボール選手権で初出場を果たした新入生らがどこまで成長を見せるかが見どころ。







wln netball

海洋大学の卒業生が中心となって設立した社会人チーム。WLSや海洋大学の練習に参加する選手も多い。練習に日々参加している選手が中心となって、ゲームを作ると面白くなるチーム。練習量こそ他チームには及ばないが、学生時代に鍛えた力で対抗する。wlnは昨年行われた全日本ミックスネットボール選手権以来約1年ぶりの大会。




各試合どんなかんじだった?


バヤカップは4チームの総当たりリーグ戦(10分ハーフ)から上位2チームが決勝(10分クォーター)を行う形式で行われました。

各試合をスコアとともにレポートいたします。

第1試合

NEPTUNEZ vs wln netball

スコア
前半 NEP 8 - 8 wln
後半 NEP 5 - 1 wln
トータル NEP 13 - 9 wln

開幕カードは海洋大学のチームと、海洋大学のOBチームとの一戦。
NEPTUNEZは4月からの新入生GSが前半78%のシュート成功率と善戦。対してwlnも先輩の意地をみせ前半を折り返すも、後半では練習をいつも行っているNEPTUNEZが強さを見せた。

第2試合

WLS netball vs NEPTUEZ

スコア
前半 WLS 15 - 2 NEP
後半 WLS 13 - 1 NEP
トータル WLS 28 - 3 NEP

優勝候補であるWLSの初戦。新加入のメンバーが効果的に動きNEPTUNEZを圧倒。NEPTUNEZはエースの不調も重なり、大敗。

第3試合

WLS netball vs Tokyo netball

スコア
前半 WLS 8 - 9 Tokyo
後半 WLS 6 - 6 Tokyo
トータル WLS 14 - 15 Tokyo

日本のネットボール界では、十分な実績のある2チームの試合。試合展開もめまぐるしく変わる一戦となった。前半は、Tokyo netballの効果的なディフェンスにあと一歩及ばなかったWLS。後半でも1点を争う展開になった。WLSが逆転を狙うもTokyo netballが逃げ切った。

第4試合

wln netball vs Tokyo neball

スコア
前半 wln 1 - 14 Tokyo
後半 wln 8 - 6 Tokyo
トータル wln 9 - 20 Tokyo

ミックスの試合では初顔合わせである2チーム。前半は前評判通りTokyo netballが圧倒。しかし、wlnは後半に80%のゴール成功率で追い上げを見せるが、Tokyo netballも底力を見せ、Tokyo neballが勝利

wlnもTokyo netに負けじと食い下がる

第5試合

WLS netball vs wln netball

スコア
前半 WLS 10 - 0 wln
後半 WLS 13 - 6 wln (ハンデWLS +4点、wln +2点)
トータル WLS 23 - 6 wln

姉妹チームの一戦。この一戦ではバヤカップ独自の男性を1人追加することで相手チームに一人当たり2点のハンデを与えるルールが適用された。前半は、練習量でも圧倒するWLSが大きくリード。後半に入ってwlnは男性を2名追加するも形成は変わらず、WLSはそのまま逃げ切り勝利。

裏パスを取らないGA(ダメな例です)

第6試合

Tokyo netball vs NEPTUNEZ

スコア
前半 Tokyo 11 - 6 NEP
後半 Tokyo 12 - 1 NEP
トータル Tokyo 23 - 7 NEP

前回のミックスネットボール大会東京予選以来の組み合わせ。前半はNEPTUNEZは85%を超えるゴール成功率で攻めるものの、ディフェンスが踏ん張りきれず大きく差を開けられる。後半でもTokyo netballの勢いは変わらず、そのままTokyo netballが勝利を収めた。


決勝

決勝は3勝0敗でリーグ戦1位になったTokyo netballと2勝1敗のWLS netballとの試合になった。

スコア
1Q WLS 14 - 10 Tokyo
2Q WLS 14 - 0 Tokyo
3Q WLS 8 - 8 Tokyo
4Q WLS 9 - 2 Tokyo
トータル 45 - 20

リーグ戦では1点の攻防を繰り広げた2チーム。決勝でも1点を争う戦いとなることが予想されたが、Tokyo netballに男性プレイヤーが参加できなかったことで展開は大きく変わった。第1QをWLSが先取すると、WLSの勢いは止まらず第2Qでは14 - 0と歴史的な大差をつけた。その後もWLSは攻撃の手を緩めず、ダブルスコア以上でWLSは優勝を決めた。
レベルの高い試合にレベルの高いジャッジで審判も応える

閉会式

今大会では、各試合で審判がその試合のMVPを選ぶ制度が導入されました。

第一回バヤカップではTokyo netballの選手がMVPに選ばれました。
Tokyo netballの選手は幼いころからnetballに親しんでいることもあり、審判から見ても優秀なネットボーラーであったのでしょう。
今後は日本人選手の選出に期待です!

MVPの商品はWLS netball特製タオル!

表彰式では各チームへの表彰状と副賞が贈られました。

最終的な順位は以下の通りになりました。

1位 WLS netball    副賞 ANZ公式ネットボール球
2位 Tokyo netball  副賞 靴下セット
3位 NEPTUNEZ 副賞 ソフトボール球
4位 wln netball  副賞 ゴムボール球

大会評

第1回バヤカップでは在京4チームが集まり熱戦を繰り広げました。新加入メンバーがいたWLSやNEPTUNEZは、今までの大会と違った特徴があり面白い試合を見せてくれました。
Tokyo netballは、男性プレイヤーが集まらず男女ミックスで出場した他チームより不利な展開であった点は否めませんが、2年連続全日本選手権で優勝しているだけあり、王者の貫録は十分に見せてくれたのではないでしょうか。wln netballについては、苦しい大会になったでしょう。定期的に練習に参加しているメンバーがうまく集まりませんでしたが、ネットボールを好きな競技者が集まって大会に参加している姿は、勝ち負けにかかわらず素晴らしいと感じました!このようなチームが増えていってくれることもネットボールの発展につながるのではと思いました。

普及のきっかけとして開かれたバヤカップ。大会が開催されたことをきっかけに東京でさらにネットボールが発展していくことが望まれます。

東京のネットボーラーが集まれるバヤカップ。ぜひ継続的に開催していきたいと思います!

撮影協力:金子昌史様

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