2013年11月10日日曜日

Fast 5 Netball Seriesはニュージーランドの優勝で閉幕!!

こんばんは、バヤシです。

連日お伝えしてきた、Fast5 Netball Series特集でしたが、
今回の投稿で最後になります。

2013年11月10日 ニュージーランド vs オーストラリアで決勝が行われました。

シリーズ通して無敗でニュージーランドが優勝!



予選リーグでも5戦負けなしのニュージーランドが、プレーオフでも圧倒的な強さを見せました。
スコアは、54対27とオーストラリアを大きく突き放しました。

勝因は、パワープレーでの3点シュート(6点入る)の多さです。

決勝のスコア
試合のSTATSを見ると一目瞭然。
第3クォーター、ニュージーランドのパワープレーで大きく突き放しています。
もともとロングシュートの得意なTutaia3本3点シュートを決めていて1点シュートを含めると、このクォーターだけで一人で22点も取っています。

一方、オーストラリアは1点を確実に取る戦略で来ていました。
この決勝でも第1クォーターで1点シュートを6点も稼いでいます。
オーストラリアのパワープレーは第4クォーターでしたが、7本打った3点シュートも1本しか決まらず、ロングシュート精度の違いが結果を分けた印象です。

3位以降の順位は??

最終的な順位は以下の通りです。

1位 ニュージーランド
2位 オーストラリア
3位 ジャマイカ
4位 南アフリカ
5位 マラウィ
6位 イングランド

イングランドがまさかの最下位に沈みました。
これは、マラウィの活躍が大きかったと感じております。

マラウィは、予選リーグでも35対32でイングランドを退け
続く5位決定戦でも34対32で勝利。
マラウィは優勝候補イングランドを倒して5位になりました。

総評

ネットボールに比べ、エンターテイメント性の高いFast5
今大会でも会場は大いに盛り上がったようです。

ゲーム面では、やはりニュージーランドが圧倒的な強さを見せました。
今回選出されたメンバーを見ても、ニュージーランドが一番本気だったかと感じております。

他のチームは若い選手が中心であったり、主力が出ていなかったりしていました。

今大会2位オーストラリアは、前回大会最下位の汚名返上となったのではないでしょうか。

5位になったマラウィは、これからの成長が見込める結果になりました。

一方、Fast5では強さが目立っていたイングランドがまさかの最下位に沈みました。

次回大会のお知らせはまだ届いていませんが、昨年、今年同様に開催されると思います。
また、情報が入り次第お知らせいたします。

最後に、Fast5 World Seriesの動画を紹介です。

Fast5 Day1 Wrap(1日目ハイライト)


Fast5 Day2 Wrap(2日目ハイライト)


Fast5 Day3 Wrap(3日目ハイライト)


Fast5 ルール

2013年11月8日金曜日

Fast5 World Series 開幕!

こんにちは、バヤシです。

連日お伝えしております、Fast5 World Seriesが開幕致しました。

初日となる本日は、7試合が行われました。

ニュージーランドネットボール代表のyoutubeから速報です。

ついに開幕!Fast5 World Series



ついにFast5 World Seriesがイギリスで開幕いたしました。

参加チームは世界ランキングの上位6チーム

・Fast5 Ferns (ニュージーランド)
・Fast5 flyes (オーストラリア)
・England Five(イングランド)
・The Sunshine Girls(ジャマイカ)
・Malawi Queens(マラウィ)
・SPAR Proteas(南アフリカ9

です。

やはり優勝候補は何といってもニュージーランド。
過去4大会すべてで決勝まで進出し、うち3回は優勝しています。
世界一のネットボールチームと言えるでしょう!



また、今大会含めすべてのFast5の大会を開催しているイングランドも負けていません。
直近の3大会では決勝進出、さらに2011年大会ではニュージーランドを破り優勝もしています。

気になる!初日の試合結果は??


皆さんお待たせしました!
本日の試合結果です。




本日の結果で注目なのが、オーストラリア。
前回は最下位に落ちていましたが、なんと本日優勝候補の一角イングランドから40点も奪い大勝しております。
今まで、なかなか強さを見せられなかったオーストラリアがやっと本領発揮してきたという印象です。
オーストラリアは続く第二試合マラウィからも42点奪い大勝。

ニュージーランドは、やはり強さを見せました。
3試合全勝しております。


順位表はこちら

本日大きな得点差で勝利している、オーストラリアとニュージーランドが得失点差でも他を突き放しております。

明日の日程は?

明日もリーグ戦の続きを8試合行います。

明日の見どころは、オーストラリアがこのまま調子をキープできるか
イングランドがジャマイカにしっかり勝てるか、
そして一番は最終試合のイングランド vs ニュージーランドの試合の行方です!

明日情報が入り次第、このブログでもお伝えしたいと思います!


リンク(英語)
Fast5 Day 1 Wrap(一日目結果動画) 本日紹介動画!!

yahoo new zealand Fast5 netball

http://nz.sports.yahoo.com/netball/fast-five/



2013年11月6日水曜日

衝撃のディフェンス!「リフト」

こんばんは、バヤシです。
連日の更新です。

今回は大会やリーグではなくプレーの紹介をしたいと思います。

ネットボールのディフェンス

ネットボールのディフェンスは、ボールを持っている人から90cm離れなくてはいけません。
そのためゴール下では、シュートを打つ人に向かって90cm離れたところから必死に手を伸ばすのが一般的なディフェンスです。

ANZ Championship公式ページより転載

それが、約一年くらい前それまでの常識を覆すようなディフェンスが披露されました。

衝撃のディフェンス「リフト」


その衝撃のディフェンスというのが「リフト」です。

youtubeより
リンクはこちら
約一年前ANZ Championshipでの出来事です。

画像が荒くて見えにくいかもしれませんが、GDがGKを持ち上げてシューターから90cm離れたところでディフェンスをしています。
シュートはかなり良い軌道を描きましたがディフェンスに阻まれてしまいました。

しかしこのディフェンス強力なディフェンスではありますが、

GD,GKがシューターの前に入らなくてはいけない
ディフェンスがゴールに触るとファールになる、
タイミングを合わせるのが難しい

など、ネットボール正式なネットボールの試合ではなかなか見ることができません。

私自身やってみたこともあるのですが、タイミングを合わせるのが難しいです。

「リフト」が見られる試合


この「リフト」が見られる試合があります。
それは、昨日紹介したFast5です。

去年のFast5でも各国代表が「リフト」を行っていました。

Fast5ではロングシュートを打つことが多く、その場合シュートを打ってからリフトをしても間に合う場合があります。
また1本のシュートで3点入るので、1本防ぐことが大きな意味を持ちます。

今年もFast5でもリフトを使ったディフェンスが見られると思います。

Fast5 World Seriesの動画なども見つかり次第紹介したいと思います!

2013年11月4日月曜日

Fast5 World Series 間もなく開催!!

ご無沙汰しております。バヤシです。
更新しなくちゃなと思いながら、だらだらと月日だけ流れてしまいました。

その間に、世界のネットボール界では各国代表によりテストマッチが開催されました。

※テストマッチ
テストマッチとは、ざっくり言うと練習試合のことです。
A代表に初めて入った選手や、国際大会であまり出ない選手が出場機会を与えれらることが多いようです。

テストマッチの結果などは、時間があるときにお知らせできたらなと思っております。

今回お伝えするのは、ネットボールから派生したスポーツ

Fast 5

です。

Fast 5ってなに?


Fast 5はネットボールのルールを基本として行われる変則型のネットボールです。

主な変更点は5つ

  1. GS , GA , C , GD , GKの5つのポジションのみ
  2. 各クォーター6分間(ネットボールは15分)
  3. 選手の交代は自由
  4. シュートを打つ位置によって得点が違う(1点、2点、3点)
  5. 各チーム1クォーターずつ得点が倍になるクォーターを設定する

Fast5の一番の楽しみは、シュートを打つ位置によって得点が変わることです。
バスケットボールの3ポイントをイメージしていただくと分かりやすいと思います。

得点が変わる!?


Fast 5 のコート図

上の図の青い部分が1点、緑が2点、紫が3点と別れています。

通常のネットボールでは、青と緑の違いはありません。
また紫の部分からシュートしても得点としてカウントされません。

もう一つ得点にかかわるルールが、
「各チーム1クォーターずつ得点が倍になるクォーターを設定する」
ということです。

倍になるクォーターを「パワープレー」と呼びます。
そのチームのパワープレーの間に得点を決めれば得点は倍になります。
1点→2点、2点→4点、3点→6点
にもなります。

これが試合の行方を大きく左右するのです。

コツコツ1点、2点を重ねるチーム
3点を狙って一度に大量得点を狙うチーム

それぞれの特徴がでます。

見ているほうも、最後のクォーターまでチャンスがあるため最後までハラハラドキドキされられます。

次のFast 5 World Seriesがもうすぐ!


中央に写るのがニュージーランド代表Maria Tutaia 

そんな新しいネットボールであるFast 5の世界選手権が、11月8日~10日の間にイギリスで開催されます。
通常ネットボールの大会は期間がもう少し長いのですが、Fast 5は一試合の時間が短く選手の交代も頻繁に行えるため、1日の試合数を多くしています。

出場チームはINF世界ランキング上位6チームである、ニュージーランド、オーストラリア、イングランド、ジャマイカ、南アフリカ、マラウィです。

優勝候補は?


Fast 5のWorld Seriesは今回で5回目
Fast 5でもやはりニュージーランドの強さが際立っています。

過去5回の大会で4回優勝と他を圧倒しています。

一方ネットボールでは強豪のオーストラリアはいまいち。
3位→4位→3位→6位とあまりよくありません。

Fast 5の試合を見たり、自分自身でもプレーしてみてやはり感じたのは、ロングシュートがうまい選手がいるチームが強いということです。

ニュージーランドには、GAのMaria Tutaiaというロングシュートの得意な選手がいます。
また、昨年準優勝、一昨年優勝とFast 5での強さを見せたイングランドにはJo Hartonというロングシュートの得意なGAがいました。
一方、オーストラリアの試合を見ていると1点ずつ確実に積み上げてはいけるのですが、どうも効率が悪い。
Fast5では時間が短いのでどうしても3点のインパクトは大きくなります。

今年もニュージーランドのTutiaは出場します。
やはりニュージーランドの強さは今年も健在かなと感じております。

イングランドはJo Hartonが出場しませんが、イングランドは例年強さを見せているので今年もやってくれるでしょう。

オーストラリアが、昨年6位の雪辱を果たしてくれるかが今年の見どころかなと思います。

リンク(英語)

Yahoo! New ZeaLand Sport Fast 5