2015年7月22日水曜日

ネットボールセオリー ~GSのプレースタイル~

こんにちは!バヤシです。

ネットボールをもっと知ってもらおうという目的のもと、ネットボールのルールだけではなく、各ポジションのプレースタイルも紹介しようと思い、今日からあるシリーズを始めます!

その名も(タイトルの通り)ネットボールセオリーです!

第1弾はシュート成功率がもろに勝敗に響くGSのセオリーを紹介します!

GSってどんなポジション?




GSはコートに立つ7人のなかでも、シュートを決めることに特化したポジション
当然動ける範囲も狭く、オフェンス側のゴールサード一つ分とゴールサークル内のみプレー可能です。

どんなプレースタイルがあるの?


GSのプレースタイルは、各プレイヤーの身体能力によって大きく変わります。
まず代表的なのが、ゴールサークル内からほとんど出ずに、ゴール下でボールを待つプレースタイル。
これは身長の高いプレイヤーに多く見られるスタイルで、ジャマイカ代表のジャニエルフラワーリードや、アジアではスリランカ代表のGSがこのスタイルでプレーします。

腕を高く上げて、一番高い位置からシュートをするのが
ネットボール独自のシュートフォーム
メリット
ディフェンスより身長が高く、サークル外からのパスの成功率が高ければ、もはや敵なしです。ほとんどの場合ディフェンスの裏を取っていて、ゴールにも近いため高いシュート成功率は確約されたようなものです。
さらに、長いパスもゴール下に放り込めるため、1点決めるまでの時間も短くなり、大量得点のチャンスが生まれます。

デメリット
このプレースタイルを十分に生かせるほど身長がある選手が、ほとんどいないことが、一番に上げられます。代表クラスでこの戦術が通用するのは、世界を見ても数えるほど。世界レベルのディフェンスは10cm程度の身長差であれば、どうにかカバーしてきます。そう考えると、やはり2m以上の身長が必要になってきます。
そして、もう一つはGSのコンディションによって得点数が大きく変わること。この戦術を採用しているチームのGAは往々にしてシュートがうまくないです。なので、GSのコンディションが悪かったり、ディフェンスにやられっぱなしになるとたちまち雲行きが怪しくなります。


もう一つが、サークルの外まで出てきてボール回しに参加するプレースタイル
これは、俊敏性が高くゴール下でのドッヂや、GAとの連携でフリーになりパスをもらってシュートまで決めます
こちらは、身長がそこまで大きくなくても対応できるため、ほとんどのGSがこのプレースタイルです。
特に日本のネットボール界では、180cmを越える選手はいないため、すべてのGSがこちらのプレースタイルです。

ディフェンスを振り切ってボールをもらいに行く
メリット
ドッヂで対応したり、うらをとったり、スクリーンをしたり、ボールをサークル外からもらうパターンをたくさん持っているので、ディフェンスに合わせて攻撃の仕方を選ぶことができます。
またサークル際のパス回しにGSも参加することで、オフェンス陣のボールも良く回りスペースを使いやすくなります。
またGSだけに、シュート本数が偏るわけではないので、GAからも決めていけるのもメリットの一つです。

デメリット
ミドルコートのプレイヤーと連携できてないと、パスが通りにくくなります。スペースに入り込むのとパスのタイミングがずれてしまうと、たちまちディフェンスにカットされます。
チーム全体のオフェンスシステムにうまく組み込まれないと、難しいプレースタイルではあります。

スタイルは違えど、シュートをしっかり決めるのがGSの役目。

うまいボール回しも、シュート成功へのカギ
GSの役割は、チームのみんなで運んだボールを最後に得点につなげる大きな仕事です。
ネットボールの試合を見るときに、GSのプレースタイルに注目してみたら、また楽しみが増えますよ♪


写真 : 木村理 @ 2015年バヤカップ

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