2015年10月27日火曜日

ネットボール世界ランキング! Aug 2015

こんばんは、バヤシです。
ワールドカップが閉幕してもう2ヶ月も経ちました。
あっという間ですね。。。

世界のネットボール界では、オーストラリアvsニュージーランドの
Constellation Cupが行われております!

Diamonds break 770 days Constellation Cup spell by Netball Scoop
Constellation Cupとは、2チームだけで2、3週間の間に4試合程度行う強化試合のことです。
現在3試合終了し、オーストラリアが2勝1敗とリードしています。

さて、今回はそんなことより世界ランキングが更新されました!
今年8月に行われたワールドカップの結果を反映した最新版です。

現在の世界ランキングは??




オーストラリア、ニュージーランド、イングランド、ジャマイカまでは、
順位はもちろんのことレーティングの差も縮まっていません。

ただ、注目は南アフリカ!
マラウィを抜き、5位に浮上しました。
ワールドカップでも5位入賞したので当然と言えば当然ですね。

現在元オーストラリア代表監督が、南アフリカの監督をやっているので
更なるレベルアップに期待です

アジア勢は、シンガポールがランクを2つあげて15位マレーシアは
1つあげて22位スリランカは変わらず24位でした。

シンガポールの強さが目立ちますね。

このレーティングだとしばらく上位勢に順位の変更はなさそうです
南アフリカとマラウィの競り合いは今後も期待しましょう!!


過去の世界ランキングはこちら↓



# 2013年1月更新分

2015年9月5日土曜日

ネットボールルール変更へ

こんにちは。バヤシです。
自分への備忘録も含め、ルール変更のお知らせです。

こないだのワールドカップ中に世界ネットボール連盟の会議が行われ、
ルールの変更が決まりました。

新ルール適用は2016年1月からです。
(日本でどうなるかは、協会からのお知らせ等はありません)
またINFからは10月までオフィシャルリリースのルールは提供されません。


どうルールが変わるか等はまた今度。

〈追記 9/5〉
イングランドの国内リーグは5月から新ルール適用とのこと。
国際試合は2016/1から。
イングランド新ルール適用ロードマップマップはこちら

2015年8月19日水曜日

Netball World Cup 2015はオーストラリアが優勝!

こんばんは。バヤシです。
あんなにワールドカップの情報をお伝えすると言っていたのに、
すっかりご無沙汰で、すいませんでした。

シドニーまでワールドカップの観戦に行ってました!
観戦記は、改めてお送りします。

そして、今回のワールドカップ王者は地元オーストラリアとなりました!

公式サイトのニュースより引用

どんな試合だった?


決勝戦は、世界ランキング1位のオーストラリアと2位のニュージーランドの一戦となりました。

地元開催のため、オーストラリアのファンはものすごく多かったですが、
飛行機で2時間しかないニュージーランドからもたくさんのファンがきていました。


人数こそ、オーストラリアに及ばないものの、声量はニュージーランドのほうが大きかったかもしれません。

このカードは、今大会二回目。
一回目はニュージーランドが、勝利していました。

ニュージーランドのGSのメスは、ものすごくリバウンドがうまい。
身長もディフェンス陣とそんなに変わらないのに、ほとんどのリバウンドを取ります。

それに対して、決勝戦のオーストラリアはキャプテンのローラガイツが見せました。
試合開始して早々に、メスと張り合ってリバウンドを獲得します。
これに対しては、スタジアムのオーストラリアファンも大歓声。
一気に流れがオーストラリアに傾きました。

Q2では、最大10点差まで広げました。

それでも、ニュージーランドはそう簡単に優勝させてくれるチームではありません。
Q4には3点差にまで詰められましたが、最後はオーストラリアが逃げ切り、
ワールドカップ2連覇を決めました。

昨年のコモンウェルスもオーストラリアが優勝しましたが、実はコモンウェルスもワールドカップも優勝するのは、1963年以来らしく、現地オーストラリアは大いに盛り上がっていました!



ワールドカップでみてきたネットボールについては、次回以降詳しくお伝えしたいとおもいます!
乞うご期待!!

2015年8月10日月曜日

Netball World Cup 2015! 3,4日目

こんにちは、バヤシです。

ただいまシドニーで開催中のNetball World Cup 2015!
主要4カ国の結果をお伝えします。




大会3日目


ニュージランド vs オーストラリア


52 - 47ニュージーランドの勝利。

今大会最初の衝撃な試合結果です。
まさかの、ニュージランドがオーストラリアに勝利。

ほとんどの人が予想していなかったことが起きました!

ただ、試合内容を見てみるとオーストラリアはクォーターごとに選手を入れ替えています。
おそらくメンバーの折り合いをまだ見ている段階なのかなという印象。

対してニュージランドは、すでにチームが出来上がっているのでほとんど選手交代はなし。
最初から最後までフルメンバーでした。

ですので、オーストラリアが決勝までにチームを作っていけば、今度はオーストラリアの勝利も見えてきます。

それでも、この試合のニュージーランドはディフェンスがものすごい良かったです。
世界最高のゾーンディフェンスを見せてくれました。

イングランド vs サモア


85 - 34イングランドの勝利。

こちらは順当にPool Bの首位通過を決めました。

※ジャマイカはこの日休み。

大会4日目


ジャマイカ vs スコットランド


59 - 18でジャマイカが先行(投稿時点で試合中)

まぁ、順当に進むでしょう。

※オーストラリア、ニュージランド、イングランドは休み

今日で最初の予選リーグは全試合が終了。
各プールの成績は以下です。

Pool A


オーストラリアを下したニュージランドが1位通過。
2位はオーストラリア。

Pool B


1位はイングランド。まだ試合中ですが、2位はジャマイカでしょう。

Pool C



1位はマラウィ、2位は南アフリカ。
アジア勢のシンガポールとスリランカは、まったく歯が立たなかった様子。


Pool D


もっとも見どころがなかったPool D
ウェールズが1位、ウガンダが2位でした。

ということで、2次リーグは以下のようになります。


Pool E

Pool A 1位 ニュージランド
Pool B 2位 ジャマイカ
Pool C 1位 マラウィ
Pool D 2位 ウガンダ

見どころは、ニュージーランド vs ジャマイカですね。
ニュージーランドはオーストラリアを下したのは、本物だったのかを証明するチャンスです。
対してジャマイカは、コモンウェルス3位の力をどこまで見せられるか注目です。

マラウィ、ウガンダは、上位2チームにどれだけくらいつけるかが勝負ですね。

Pool F

Pool A 2位 オーストラリア
Pool B 1位 イングランド
Pool C 2位 南アフリカ
Pool D 1位 ウェールズ

こちらの見どころは、オーストラリアとイングランドの試合。
イングランドは、どこまでオーストラリアに食らいつけるかで今後の流れが変わるでしょう。

明日からは、また新しい組み合わせが見られます!
わくわくどきどきですね♪

2015年8月9日日曜日

Netball World Cup 2日目結果!!

こんにちは、バヤシです。



Netball World Cup 2日目の4強の試合結果は以下です。

ニュージランド vs トリニダードトバコ


74 - 38でニュージランドの勝利!

オーストラリア vs バルバドス


83 - 16でオーストラリアの勝利!

イングランド vs ジャマイカ


54 - 50でイングランドの勝利!

去年のコモンウェルス3位決定戦の雪辱をイングランドが晴らしました!
Q2までは、ジャマイカが先行しておりましたが、Q3で流れが一変。

一気にQ3で逆転し、そのまま勝利をもぎ取りました。

ただ、最初のPoolでの試合。
双方ともに全力ではないかというメンバー構成でした。



そして、そのほかの試合では、マラウィ vs スリランカの試合でなんと、

101 - 18
(マラウィの勝利)

という飛んでもないスコアが飛び出しました!

世界ランク5位のチーム相手にアジア2位のチームは、こんなにも弱いんですね。。。
世界との差を見せつけられた試合でした。

3日目の予定は?



3日目の注目試合は、なんといってもオーストラリア vs ニュージランド。
世界の2強の試合は、いつだってわくわくどきどきです♪


2015年8月8日土曜日

Netball World Cup開幕!

こんにちは、バヤシです。

ついにNetball World Cup 2015が開幕しました!!



一日目から、強豪チームの試合がたくさん。

注目の4チームの結果はこちら!

オーストラリア vs トリニダードトバコ


73 -  32でオーストラリアの勝利!!

この試合がワールドカップ通算1000試合目だったようです。
しっかり自国開催の試合をぶつけてくるのは粋ですね。

せっかくなら、オーストラリア vs ニュージーランド戦とかぶつけてほしかったなぁ

ニュージーランド vs バルバトス


73 - 28でニュージーランドの勝利!

ニュージーランドは、今までGSで出ていた選手を選ばずに、
若い選手を選出しました。
その今回初めて選ばれたGSの選手も出場し、かねがね順調な模様。

ここがうまく合致すれば、イングランドには負けないはず。

イングランド vs スコットランド


60 - 19でイングランドの勝利!!

19点で抑えるとは、イングランドのディフェンス陣優秀ですね!


ジャマイカ vs サモア


90 - 44でジャマイカの勝利!

1試合で合計134点も入った試合。
両チームの展開がどれだけはやかったんでしょうか・・・


2日目の予定は??


2日目の注目は、イングランド vs ジャマイカですね。

コモンウェルスの3位決定戦と同じカード。
ワールドカップでも、その可能性が高いです!

まずは、最初の戦い。早く見たい!!

Netball World Cup 2015(英語サイト)



2015年8月2日日曜日

ネットボールセオリー ~C~

こんばんは、バヤシです。

ネットボールの動きを知ってさらに好きになってもらおう企画

第4弾!

 今回のポジションはC(センター)です。


プレーできる範囲はどこ? 




センターはゴールサークル以外全ての場所でプレーできます。
7つのポジションの中で最も動ける範囲の広いポジションです。 
また、Cはセンターパスという重要な仕事があります。
これの良し悪しで試合の流れが大きく変わります。

プレースタイルは? 



Cもボールによく絡むかそうでないか、2つのタイプに分かれます。 

Cはオフェンスからディフェンスまで参加し、ミドルコートの中でも中心になるプレイヤーです。
ボールによく絡むプレースタイルのCはとにかくどこにでも出てきます。

ディフェンスでパスカットしたら、そのままパス回しに参加してゴール下まで持ってきてしまう。 
こういうプレイヤーと組むときは多くの場合、ウィングがあんまり目立たないケースが多いです。
なぜなら、Cが動き回るのにウィングまで動いてしまうと、混み合ってしまってパスが回りにくくなるためです。 

このプレースタイルの代表的な存在がニュージーランド代表のラングマン
運動量を武器に、ディフェンスからオフェンスまで縦横無尽に顔を出してきます。



もう一つは、ボールに積極的に絡まないタイプ。 
決してサボっているわけではありません。

チームのウィングが、強力な場合、Cまで走り回ると先ほど書いたようにコートが狭くなります。
なので、オフェンスはオフェンス陣中心に、ディフェンスはディフェンス陣中心に組み立てているようなチームのCはこのタイプです。
いわば、オフェンスとディフェンスの橋渡しですね。 
パス回しがうまく行かないときに、空いたスペースに入ってくることや、パスカットが重要になってきます。 

またCがあまりボールに絡まないということは、ディフェンス陣からオフェンス陣に直接ボールが渡るため素早い攻撃が可能になります。 

なんとなく、オーストラリア代表のCはこのタイプではないかなと思っています。 というのも、オーストラリア代表はWAもWDも随分強力なんです。 

日本のネットボール界では、Cのプレースタイルってどうなの? 



日本のチームの場合、結構ボールに絡むタイプのほうが多いと思います。
練習によく来てるメンバーがCになってるんじゃないかなと思わせるくらい、周りとクオリティが違うこともありました。 

その中でも、私の所属するWLSは珍しい後者のタイプです。
経験豊富なオフェンス陣、ディフェンス陣がいるからできることだと勝手に思っています。 

Cはそのチームの傾向が見られるポジション。 



Cは、他6ポジション全部と関わるため、そのプレースタイルには否応なくチーム全体のバランスが大きく影響します。
6人全員とバランス取るのってすごく大変で、Cがうまく回ってるときはチーム全体がうまく回っているとも言えるのではないでしょうか。 

今度はCのプレースタイルからそのチームの傾向とかも見てみてくださいね♪

2015年8月1日土曜日

ネットボールワールドカップ2015!順位予想!! ~バヤシ編~

こんにちは、バヤシです。

ネットボールワールドカップ2015開幕まで
あと7日を切りました! 


先日は大会形式をお伝えしましたが、
今回は私自身の独断と偏見による順位予想をします!
  大会形式の紹介ページはこちら!

1位 オーストラリア 

前回大会の王者でもあるオースラリア。連覇なるか。


1位はなんといってもオーストラリア
戦力が他のチームと全然違います。
おそらく代表落ちした選手で作るチームで南アフリカやマラウィに勝てちゃうと思います。
 

2位 イングランド 

コモンウェルスの雪辱果たせるか

そして、2位はイングランド。少し願望も入っていますねw
去年のコモンウェルスを思い出すと、今年こそニュージーランドに勝ってほしい!
昨シーズンANZに加入したガスリーがどこまでパフォーマンスをあげてくるか。
あとは、メンター、ジョーハートンらの活躍にも期待したいですね。 

3位 ニュージーランド 

オースラリアにどこまで食らいつけるか
3位は、ニュージランド
昨年のコモンウェルスで辛くも2位に滑り込んだけれど、
下手したら4位でも良かったような内容でした。

コモンウェルスケガ人が続出したにせよ、
やはりニュージーランドの弱体化した見方は否めません。
選ばれた選手にベテランが多いのもニュージーランドのタレント不足を感じさせます。

4位 ジャマイカ 

高い身体能力を生かしたプレーが特徴的

4位はジャマイカ。正直消去法ですw 

確かにアイケンやフローラの2m越え選手を有しているのは、
大きな武器ではありますが、上位層を脅かすほどではないかなと思います。
ただ、去年のコモンウェルスでイングランドを三位決定戦で撃破したことは、記憶に新しいですね。

ワールドカップも、どんでん返しを見せてくれることも期待してみましょう!

ワールドカップまで、あともう少し!
今からワクワクしますね!

2015年7月29日水曜日

ネットボールセオリー ~WAのプレースタイル~

こんばんは、バヤシです。

大好評のネットボールセオリー、順調に進んで第3弾です。

今回はもちろんWAのプレースタイルについて紹介したいと思います。


WAってどんなポジション??



WAの動ける範囲は、オフェンス側のゴールサードと真ん中のゴールサードの2つ。
ですが、ゴールサークル内には入れません。
すなわち、シュートがうてないオフェンスのポジションです。
WAはチームのオフェンスのリズム作りをするポジションです。

どんなプレースタイルがあるの?




WAのプレースタイルで一番違うのは、センターパスの時の動きです。
センターパスは、試合開始時またはゴールが決まった後に、両チームが順番に行います。
コートのちょうど真ん中から、ボールポゼッションが確保された状態でプレーが始まるため、ここから得点に確実に繋ぐことが勝利への近道になります。

このセンターパスに積極的にからむWAのプレースタイルがあります。
WAがセンターパスをキャッチすれば、GAは素早くゴール下に入ることができます。さらにCはWA→GA or GSにパスが回っているうちにサークル際まで来てゴール下へのパス出しがしやすい位置に移動しておくことも容易です。
これは、チーム全体のオフェンスをWAが回しているチームによく見られます。センターパスを相手ディフェンス陣に負けずに取り、その後のオフェンスをGS、GA、Cのバランスを見て組み立てていきます。
オーストラリア代表のマディロビンソンがこのタイプです。
(残念ながら今年のワールドカップは怪我のため欠場)

オーストラリア代表 Madison Robinson

対して、センターパスキャッチのメインはGAに任せるタイプ。
正直言って、このタイプのWAは観戦しているとほとんど記憶に残りません。(好みの問題ですが)
と、言っても突っ立ているわけではなく、GAやCが作るオフェンスのリズムにうまく乗ってプレーします。
特にGAがセンターパスを取ったあと、いかにサークル際でもらえるかパス回しに参加できるかで、オフェンスの種類も増えるので簡単に得点まで繋げられます。

どうゴール下にパスを繋げるかは、WA次第



WAはオフェンス側のプレー範囲ですが、シュートができない。
その分ボール回しに徹することができます。

WAの動きによって、オフェンスのスムーズさが全然違います!
ゲームを見るときはWAのプレースタイルにも注目してみてください♪

写真 : 金子昌史様 木村理様 木村誠様 @ バヤカップ2015

2015年7月24日金曜日

ネットボールワールドカップ2015 大会形式

こんにちは!バヤシです。

今年は、ネットボール界とってはワールドカップイヤー。
(大会期間は8/7~16)

さらに、世界ランキング1位のオーストラリアのシドニーで開催されるため
開催前から盛り上がりを見せています。

そして!私自身もワールドカップの準決勝と決勝を現地にて観戦致します!
今からワクワクしております!

ということで、ワールドカップに向けていろいろ情報出していこうかなと思います

出場チームはどこ?


開催国枠 オーストラリア
世界ランキング上位国
ニュージーランド、イングランド、ジャマイカ、マラウィ、南アフリカ

アジア代表
シンガポール、スリランカ
アフリカ代表
ザンビア、ウガンダ
ヨーロッパ代表
スコットランド、ウェールズ
アメリカ代表
トリニダードトバコ、バルバドス
オセアニ代表
フィジー、サモア

大会形式は?


こちらが公式に発表されている、大会形式です。

Netball World Cup 2015 Competition Format


詳しく見てみましょう!

予選リーグから強豪同士がぶつかる!

まず、4チームごとのリーグ戦を戦います。(プールABCD)
この中の上位2チーム勢で、2つのリーグを組みます。
プールEにA1位、B2位、C1位、D2位が入り、プールFにA2位、B1位、C2位、D1位が入ります。
下位2チームも2つのリーグに分けられます。


どうやって進んでも、強豪と何度もあたる大会形式

次にプールE、Fそれぞれの上位2チームが準決勝に進みます。
準決勝では、各プールの1位、2位がたすき掛けのような組みあわせになります。
決勝は、準決勝の勝者同士、3位決定戦は敗者同士の試合になります。

決して強いチームだけがたくさん試合をするわけではないですよ♪

対して、予選のABCDプールを下位2位になったチームで、二つのプールができます。そのあとに、プールEFから落ちてきたチームと合わさって、順位決定戦に進む形です。

各チーム8試合行うことになりますね。1日1試合、途中に2日休憩を挟むため、ワールドカップは10日間の日程で開催されます。

強豪チーム同士の試合がたくさん見られるフォーマット!

予選リーグから、世界ランク1,2位のオーストラリア vs ニュージランドや
同3位, 4位のイングランド vs ジャマイカの試合が見られます。

世界最高レベルの試合が楽しめるワールドカップ!
今から楽しみですね♪

Netball World Cup 2015公式サイト

Netball World Cup 2015公式サイト(大会フォーマット)



2015年7月23日木曜日

ネットボールセオリー ~GAのプレースタイル~

こんにちは!バヤシです。

ネットボールの各ポジションの動きを知ってもらって、
ネットボールをさらに楽しんでもらおう企画第2弾!


今回はGAのプレースタイルを紹介します!

GAってどんなポジション?




GSとならび7つのポジションのなかでも、シュートを打てるポジション。
GSと違うのは、動ける範囲。ゴールサード、センターサード、ゴールサークル内でプレーできます。
動ける範囲が広い分、シュートだけではなく攻撃の組立にも参加する、最も花形のポジションと言えます。

どんなプレースタイルがあるの?


日本のGAは、ボール回しに積極的に参加する。

GAのプレースタイルは、GSとの連携とチームの攻撃の組み立て方で違いが出てきます。

まず、GSがゴール下でドン!と構えているタイプのときは、GAはGSへより確実に効率的にパスが行くようにボール回しに徹します。
もちろんGAがシュートをうつときもありますが、それはGSにディフェンスが引っ張られて空いたスペースに入り込んだ時だけ。

対して、GSが動くタイプの時は、サークル内にポジションを取り、各ポジションと連携を取り、常にゴールを狙えるプレーをします。
GSひとりに任せられるチームはあまりなく、ほとんどのGAがこちらのタイプです。

次にセンターパスの時の動きにも違いがあります。
センターパスを積極的に取りにいくタイプは、オフェンス全体を引っ張っていける選手です。
GAが、センターパスを受け取るとサークル内に戻るのが必然的に遅くなりますが、その分CとWAが先にサークル際の良いポジション取りやすいので、サークル内への正確なパス出しをしやすくなる効果と、センターパスからゴール下へのテンポが良くなります。
ニュージーランド代表のマリアトゥタイアはこのプレースタイルの代表的な存在。
さらにロングシュートも得意とし、ニュージーランドのオフェンスを一手に引き受けているともいえます。

もう一つは、センターパスはWAに任せて自分はサークル際でのパス回しに参加するタイプ。
こちらは、ゴール下に素早く戻れるので、サークル内の数的不利を解消しやすくなります。
CやWAのパス出しがうまく、ゴール下での連携がしっかりできていると、かなり効果的に攻撃を組み立てられるプレースタイルです。
こちらは、オーストラリア代表の選手に多く見られます。
といってもGAの選手が元からそうなのではなく、強力なWAがいるからという側面のほうが大きいように感じます。

GAはオフェンスの調整役でもあり、リーダーでもある。

やっぱりシュートを決めるのも大事
チーム全体のプレースタイルによってGAの役割は大きく変わります。
それでもオフェンス陣の中心にいることは違いありません。
そのチームのGAが中心となってオフェンスを組み立てているのか、もしくは潤滑油のようにうまく調整しているのか、そこに注目するとさらにネットボールが楽しめると思います♪

写真 : 金子昌史様、木村理様@バヤカップ2015

2015年7月22日水曜日

ネットボールセオリー ~GSのプレースタイル~

こんにちは!バヤシです。

ネットボールをもっと知ってもらおうという目的のもと、ネットボールのルールだけではなく、各ポジションのプレースタイルも紹介しようと思い、今日からあるシリーズを始めます!

その名も(タイトルの通り)ネットボールセオリーです!

第1弾はシュート成功率がもろに勝敗に響くGSのセオリーを紹介します!

GSってどんなポジション?




GSはコートに立つ7人のなかでも、シュートを決めることに特化したポジション
当然動ける範囲も狭く、オフェンス側のゴールサード一つ分とゴールサークル内のみプレー可能です。

どんなプレースタイルがあるの?


GSのプレースタイルは、各プレイヤーの身体能力によって大きく変わります。
まず代表的なのが、ゴールサークル内からほとんど出ずに、ゴール下でボールを待つプレースタイル。
これは身長の高いプレイヤーに多く見られるスタイルで、ジャマイカ代表のジャニエルフラワーリードや、アジアではスリランカ代表のGSがこのスタイルでプレーします。

腕を高く上げて、一番高い位置からシュートをするのが
ネットボール独自のシュートフォーム
メリット
ディフェンスより身長が高く、サークル外からのパスの成功率が高ければ、もはや敵なしです。ほとんどの場合ディフェンスの裏を取っていて、ゴールにも近いため高いシュート成功率は確約されたようなものです。
さらに、長いパスもゴール下に放り込めるため、1点決めるまでの時間も短くなり、大量得点のチャンスが生まれます。

デメリット
このプレースタイルを十分に生かせるほど身長がある選手が、ほとんどいないことが、一番に上げられます。代表クラスでこの戦術が通用するのは、世界を見ても数えるほど。世界レベルのディフェンスは10cm程度の身長差であれば、どうにかカバーしてきます。そう考えると、やはり2m以上の身長が必要になってきます。
そして、もう一つはGSのコンディションによって得点数が大きく変わること。この戦術を採用しているチームのGAは往々にしてシュートがうまくないです。なので、GSのコンディションが悪かったり、ディフェンスにやられっぱなしになるとたちまち雲行きが怪しくなります。


もう一つが、サークルの外まで出てきてボール回しに参加するプレースタイル
これは、俊敏性が高くゴール下でのドッヂや、GAとの連携でフリーになりパスをもらってシュートまで決めます
こちらは、身長がそこまで大きくなくても対応できるため、ほとんどのGSがこのプレースタイルです。
特に日本のネットボール界では、180cmを越える選手はいないため、すべてのGSがこちらのプレースタイルです。

ディフェンスを振り切ってボールをもらいに行く
メリット
ドッヂで対応したり、うらをとったり、スクリーンをしたり、ボールをサークル外からもらうパターンをたくさん持っているので、ディフェンスに合わせて攻撃の仕方を選ぶことができます。
またサークル際のパス回しにGSも参加することで、オフェンス陣のボールも良く回りスペースを使いやすくなります。
またGSだけに、シュート本数が偏るわけではないので、GAからも決めていけるのもメリットの一つです。

デメリット
ミドルコートのプレイヤーと連携できてないと、パスが通りにくくなります。スペースに入り込むのとパスのタイミングがずれてしまうと、たちまちディフェンスにカットされます。
チーム全体のオフェンスシステムにうまく組み込まれないと、難しいプレースタイルではあります。

スタイルは違えど、シュートをしっかり決めるのがGSの役目。

うまいボール回しも、シュート成功へのカギ
GSの役割は、チームのみんなで運んだボールを最後に得点につなげる大きな仕事です。
ネットボールの試合を見るときに、GSのプレースタイルに注目してみたら、また楽しみが増えますよ♪


写真 : 木村理 @ 2015年バヤカップ

2015年7月20日月曜日

第2回バヤカップ開催!!

去る7/12(日)に、バヤカップが開催されました。

バヤカップとは、昨年から始まったネットボールの普及を目的とした大会。
今年は、東京海洋大学越中島キャンパスの体育館が会場となった。

昨年のバヤカップのリポート
毎年恒例のWLS監督ナガトモによる選手宣誓

参加チーム

WLSネットボール
チーム代表 川野選手のパス出しは必見
2008年に設立された在京の社会人ネットボールチーム。
昨年の第16回全日本ネットボール選手権で優勝し、先月の第4回ミックスネットボール選手権でも優勝した、現在日本の頂点に立つチーム。
外国人の選手も所属し、海外のネットボールからの技術も積極的に取り入れてるチーム。
オフェンス側の選手からプレッシャーをかける強固なディフェンスが特徴的。

群馬県立女子大学
どの選手も基礎がしっかりしているのが特徴的
今年初参加の群馬県にある大学生チーム。
日本にネットボールを持ち込んだ神山氏が在籍していた大学で、今でもコーチをつとめている。
選手は、基礎がしっかりしていて、スペースへの走り込みとそこへのパス出しはうまい。
また、マンツーマンのディフェンスを徹底している。

東京海洋大学

男性ならではの身体能力を存分に生かしたプレーが素晴らしい
昨年から出場している、東京唯一の大学生チーム。
大学2年生が中心となっていて、メンバーの多くはまだネットボールの経験が浅い。
それでも、部員は20人を越え他大学や他チームとの交流に積極的。

上記のWLS、県立女子大、海洋大(2チーム)の計4チームが参加した。

結果

優勝チーム

WLSネットボール。前回大会に引き続き、連覇を果たした。
オフェンス陣が精細に欠いた試合が多く見られたものの、持ち前のディフェンス力は健在。
今回のチームコンディションでも、しっかり優勝してくるのは王者の証。

準優勝チーム

群馬県立女子大学チーム確実なパス回しとネットボールのセオリーを徹底的に
守った戦略で、男性の多い海洋大を破った。
それでも、パス回しにまごついていた印象は否めない。
上級生のスキルは目を見張るものがあったが、選手間の連携不足や1年、2年生との差を感じた。

第3位チーム

海洋大の2年生中心チーム。
早いパスと素早いパスカットで、県女に善戦するも大事なところで勝ちきれなかった。

第4位チーム

海洋大の1年生中心チーム。
4月からネットボールを始めたメンバーがほとんどで、他チームとの経験の差を埋めることができなかった。

総評


今年のバヤカップは全体的に準備不足であった。
大会開催日程の決定や参加チームの確定も遅く、運営側の準備不足が選手側にも伝わり、締まりのない大会になってしまったように感じる。
それでも、今年は初めて群馬県立女子大学からチームが出場し、昨年は1チームのみであった海洋大学から2チーム出場するなど、さらなる広がりを感じさせる大会であった。
来年のバヤカップには、出場チーム数の増加とネットボールスキルの向上を期待したいと思う。

全チーム集合写真
今年は44名のプレイヤーが参加した。
撮影協力 木村理様


2015年6月25日木曜日

今年のANZ Championship王者はあのチーム!!

ご無沙汰しております。
すんごい久しぶりの更新になりました。

ずーっと更新しない間に、なんとANZ championshipの決勝戦まで
終わっちゃいました。

今年の優勝チームはどこ?


結果は…
残り51秒でひっくり返し、1点差で

Firebirds

が優勝しました!



個人的には対戦相手のswiftsを応援していたので、
めちゃくちゃ悔しいです泣

実はこの2チーム、オーストラリア王者を決めるときに
対戦してるんですよ。
そんときもswiftsが負けましたが、もっと点差が開いていました。

 ANZ Latest Newsより
ANZ Champion ship Latest Newsより

今年のFirebirdsは、とにかくGSのアイケンがすごかったんです。
2m越えのその長身を生かして、いとも簡単にゴール下でパスを
もらいます。

アイケン (News.com.auより)

だから、Firebirdsのサークルエッジまでボールが行ったら、
もうなすすべがないと言われていました。

決勝戦も点差が開くかなと不安だったのですが、蓋を開けてみれば
swiftsのディフェンス陣が大健闘。

レイトンコレットです。

左) レイトン 右) コレット

オーストラリア代表にも入る優秀な2人が、この試合のためだけに
対策してきただけあって、レギュラーシーズンのようにはさせません。

2人ともすごいディフェンダーなのですが、今シーズンとんでもない
輝きを放っていたのが、レイトン

時にはこんな顔も

うん。レイトン

こんな一面も

公式サイトのニュースでも、今年一番のディフェンダーと称されました。
また、いつも背筋を伸ばし、胸をはって相手を睨みつけるような目の
レイトンは、しばしば軍人のようなキャラクターで愛されました。

本人もそれを気に入っているようで、いつもカッコよくプレーもうまい
レイトンは、シーズン通して注目の的でした。

Swiftsのディフェンス陣の大活躍で第二クォーターが終わって、
Swiftsが5点リードで折り返します。

ただ、第三クォーターからオフェンスとミドルコートでのミスが
目立ち初めます。
さらにチームを支えるディフェンス陣の一人コレットが鼻を負傷します。

それでも、なんとか耐え忍びリードを保ったまま、第四クォーターに入ります。
Firebirdsは、アイケンが封じられたのに対応して、ペティットを中心にして
オフェンス陣を構築し直していましたが、ここにきて形になってきました。

残り1分を切って、swiftsが1点リード。
Swiftsのセンターパスからの攻撃で、サークルエッジ間のパスで
ミスがあり、Firebirdsボールになります。

残り51秒。

Firebirdsのホームということもあり、会場は最高の熱気に包まれます。
レイトンとコレットのディフェンス虚しくアイケンのシュートが決まり、
Firebirdsが同点に追いつきます。

次はFirebirdsのセンターパス。

Swiftsディフェンス陣は、アイケンのディフェンスだけに集中しペティットの
ディフェンスは捨てます。

この試合シュート成功率が50%代のペティットでしたが、距離のあるシュート
を決め、ついにFirebirdsが逆転します。

残りはもう10秒足らず、、、、

Swiftsのセンターパスになりますが、Firebirdsのディフェンスに阻まれ、
そのまま試合終了。

ANZ Championship 2015の王者には、見事Firebirdsが輝きました。

見事に優勝!

シーズンを通して調子を維持してきたFirebirds

序盤でのFeverの快進撃やMysticsの追い上げも遠く及ばす、
なかなかつかめなかった優勝をつかみ取りました!


さぁ!次はNetball World Cup!!
世界で一番盛り上がるNetballイベントまでもう少しです!!